


冬に増えるインフルエンザ。
毎年問題となるのが、発熱時に突然起きる 「異常行動」 です。
「急に走り出す」
「窓から飛び降りようとする」
「叫ぶ・暴れる」
「意味不明なことを話す」
一見すると“精神的な異変”のように見えますが、多くは 高熱による一時的な意識混乱 とされています。
今回は、インフルエンザでなぜ異常行動が起きるのか、そして家庭でできる安全対策を分かりやすくまとめました。
■ なぜインフルエンザで異常行動が起きるの?
医学的には「高熱に伴う意識変容」が主な原因と考えられています。
● 高熱による脳の混乱
体温が急激に上がると、脳が一時的に混乱し、
“幻覚・錯乱”のような状態になることがあります。
● 脱水・体力低下
高熱や食欲低下で脱水が進むと、判断力が落ち、異常行動のきっかけになります。
● 子ども(特に10代)が多い
男子にやや多いとされ、脳の発達段階や体力が影響するという見解もあります。
■ 薬(タミフル)が原因では?
一時期話題になった「薬の副作用説」ですが、
現在は インフルエンザ自体が原因で起こる可能性が高い とされています。
つまり
✔ 薬を飲んでも起きる
✔ 薬を飲まなくても起きる
ということ。
そのため、薬の有無に関わらず注意が必要です。
■ 実際に報告されている異常行動の例
ベランダや玄関へ飛び出す
徘徊し外に出て迷子になる
意味不明な叫び声
壁を叩く、走り回る
幻覚のような言動
多くは数分〜数十分でおさまりますが、
事故につながらないように“見守り”がとても大切です。
■ 発生しやすい時間帯はいつ?
異常行動は、
発熱してから24〜48時間以内 に集中していると言われています。
そのため、特にこの2日間は家庭内での見守りを徹底しましょう。
■ 家庭でできる“安全対策”チェックリスト
✔ 窓・玄関・ベランダを施錠
転落・飛び出しリスクを大幅に下げられます。
✔ 深夜・早朝は誰かが見守る
異常行動は夜に起こることが多く、家族が交代で見守ると安全。
✔ 脱水を防ぐ
経口補水液・スポーツドリンクを活用。
✔ 2階以上では特に転落防止を
窓ロック・補助鍵を使用したり、カーテンで視界を遮るのも有効です。
■ 異常行動が出たらどうする?
まずは安全確保(窓・ベランダ・階段から離す)
声かけで落ち着きを促す
意識がはっきりしない・ぐったりしている場合はすぐ医療機関に連絡
急を要する場合は #7119(救急相談)へ
■ まとめ
インフルエンザの異常行動は決して珍しくなく、毎年報告されています。
ただし、正しい知識と環境づくりがあれば、多くの事故は防ぐことができます。
「発熱して2日間は要注意」
このポイントを覚えておけば、安心して見守りに集中できます。
家族の安全を守るため、今日からできる対策を心がけていきましょう。