あせもの症状と似た病気

あせもの症状と似た病気

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あせもの症状と似た病気

赤ちゃんや幼児に「あせもかな?」と思って、さまざまな対策を取ったり薬を塗ったりしてあげても、全く症状が改善されなかったり、悪化してしまったりしている場合は、その症状はあせもではなく、別の病気によるものかもしれません。
一見、あせものような症状でも、実は別の病気が原因ということもあるので、十分に確認して、適切な対策を取れるようにしましょう。

 

・あせものより

 

乳幼児にできやすい病気で、簡単に説明すると、あせもが悪化することで起こる症状です。
あせもをかきむしり、そこに黄色ブドウ球菌が感染して、あせもよりも大きい1cm以上の赤いしこりやおできができます。
あせものよりは、かゆみだけでなく痛みを伴うので、小さな子どもさんは不機嫌になります。
おできのをかきこわしたり潰したりすると、中の体液が出てきて、体中に移ってしまいます。
また、空気感染の心配はありませんが、他の人が膿に触れると感染してしまうこともあります。
そのため、大きなおできやしこりができたら、すぐに皮膚科を受診しましょう。

 

・とびひ

 

とびひも、あせもの悪化により引き起こされる症状で、虫刺されでも発症します。
あせもや虫刺されの傷口をかきこわすことで細菌に感染し、それを触った手にも細菌の毒素が付いているので、その手で体のさまざまな部分を触ると、そこにとびひが移ってしまうのです。
あせものよりと似ているようですが、あせものよりのような大きなおできができないこともあります。
とびひも空気感染しませんが、他の人に接触するとその人に移る可能性があります。
また、放っておいたら勝手に治るものではないので、早急に皮膚科を受診してください。

 

・汗あれ

 

汗の詰まりによって起こるあせもと違って、汗あれは汗に含まれる成分に対してアレルギー反応を起こすことで、激しいかゆみや痛みが出たり、肌に赤みが現れたりする症状です。
肌のバリア機能が低下していると発症しやすい症状です。

 

このように、あせもに似た症状が現れる病気はいくつかあって間違えやすいですが、それぞれに特徴があるので、そのことを理解していれば適切な治療を受けて、症状を徐々に改善させることができます。
また、その違いに気づくことができなくても、あせも対策をしっかり行っているのに、症状が良くならない場合は、すぐに皮膚科を受診することで、その原因を突き止めて正しい処置を受けることができます。

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